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コーチング実例集



ここでは、私がこれまでにコーチングを使って解決した悩み相談の実例の一部を載せてありますので、ぜひご覧になってください。よかったら、あなたも悩み相談のコーチングをちょっと体験してみませんか?<無料体験コーチング>

コーチング実例集一覧

経営で悩んでいたCさんの悩み相談


小さいながら会社を経営するCさんからの相談は、「売上が伸び悩んでいます」というものでした。
このような事業や経営での悩み相談では、相談者の本来持っている潜在能力をいかに引き出せるかがキーポイントになってきます。
経営者といわれる人たちは、能力的にはもともとずば抜けたものを持っている人が多いと思います。
そして、事業が順調にいっているときは、自信を持って物事を遂行しているので、それが判断力や決断力にも好影響を与えます。
しかし、反面、事業がうまくいかない状態が続くと、自分の考えに自信が持てなくなるので、判断力や決断力が鈍ってきます。
それがまた事業戦略に悪い影響を与えるという悪循環に陥ってしまいます。
こうしたケースで私が心掛けることは、Cさんに自信を取り戻してもらい、この悪循環を断ち切ってもらうことです。
私はまず、現在の状況について具体的に尋ねました。
Cさんは、「新規顧客が伸びない」「競合他社に遅れをとっている」「広告宣伝費が経費を圧迫している」等々、色々な要因を私に話してくれました。
ほら。さすがですね。「売上が伸び悩んでいます」と、自信なく悩みを相談してきましたが、ちゃんとCさんは、いくつもその原因を挙げていらっしゃいます。
これが経験の浅い若い人ですと、なかなか具体例を多く挙げることができない傾向にあります。
私は、「新規顧客が伸びない理由は何だと思いますか?」「どのような点が競合他社に遅れをとっていると思いますか?」「広告宣伝費はいくらくらいが適正だと考えますか?」等々、Cさんが口に出したネガティブな要因をさらにステップ分解していきました。
これまで誰にも悩み相談をできなかった反動でしょうか、胸の中に溜めておいた想いをCさんは一気に吐き出してきました。
ここで私が注意していることは、「おやっ?」と思う発言があっても、口をはさんだり、それを否定したりしないことです。
Cさんは、おそらく、私に説明をしながら、自分の声を自分の耳で聞き、自らの考えを再確認しているはずです。その作業を中断してはいけないのです。
Cさんが一通り話し終わったところで、「では、今おっしゃったことに対して、Cさんは、何をすべきだと思いますか?」と私は質問をしました。
Cさんは、様々な素晴らしい対応策を話してくれましたが、私には、どこか殻を破っていないように感じられました。
そこで、「Cさん、色々な条件を無視すると、どんなアイデアが出てきますか?」と尋ねてみました。
しばらく考えてからCさんはいくつかのアイデアを話してくれましたが、その中で「自分がコンピューター音痴でなければ、ホームページを作るのもいいかなと思います」という発言に私は注目しました。
ここで私は、はじめて自分の意見を伝えました。
「Cさんがパソコンのエキスパートになる必要はないと私は思いますが、いかがでしょう? ホームページの制作や管理は専門の業者に任せ、Cさんはホームページ上で、自分の会社をどう売り込むか ?自社製品をどうアピールするか? ということに労力を使えばよいのではないでしょうか?」
Cさんは黙って聞いていましたが、「確かにそうですね。何でも一人でやろうとするから、どこかに無理が出てきてしまうのかもしれませんね」とおっしゃいました。
例えば、ここでCさんが私の意見に対して、「それは違うと思いますよ」と言ったとしても、それはそれでOKです。
否定するということは、どこかに違和感があるから、あるいは自分に確固たる考えがあるからです。そこを紐解いていけばいいだけの話です。
今回のケースでは、Cさんは私の意見に同調してくださいました。
私は、「この会社を作ったのも、ここまで大きくしたのもCさんです。今するべきことは、その能力を全開させる、つまり、Cさんの得意分野に集中特化することではないでしょうか?」と続けて言いました。
この瞬間、Cさんにスイッチが入りました。この後の発言から、その内容が劇的に変わっていったのです。
Cさんとのセッションはまだまだ続くのですが、その話はまた別の機会にしたいと思います。


今回の悩み相談のコーチングセッションでは、Cさんに自信を取り戻してもらうことに成功しました。
コーチングとしてのポイントは、私が意識的に傾聴に終始し、Cさんにひたすらしゃべっていただいたことです。
周囲に自分が迷っている姿を見せられないためか、誰にも相談できずに孤独に戦っている経営者が多いように思います。
ですから、コーチングのときには、これまで自分の中に溜めておいた想いやアイデアを全て出してもらい、そこから共同作業で取捨選択をしていくのが効果的ではないでしょうか?
また、そうすることで徐々に自分の気持ちが整理され、失いかけていた自信も取り戻せると思います。 ちなみに、今回話題に出たホームページ戦略は、営業ツールとして大変効果的です。
1年365日、1日24時間、休まず営業をしてくれるので、ホームページは私も有効に活用しております。
Cさんには、そういった私のホームページ戦略に関するノウハウも、その後のセッションでご提供させていただきました。

富岡コーチ&コンサルタント事務所は、新入社員の教育や研修、中堅社員や営業マン向けの研修、管理職や経営層向けの研修、リスクマネジメントセミナーやコーチングセミナーなども、群馬県を中心に埼玉県や栃木県で開催し、大変好評をいただいております。
近年、多方面からご依頼があるのは、会議や打ち合わせで参加者の発言を促しながら議論を深め、成果が出るように支援するファシリテーションです。「売上がアップした」、「顧客満足度が向上した」、「社員が能動的に動くようになった」など、たくさんのご感想が寄せられております。
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