営業マンコーチング
昨日、午後一番の電話コーチングセッションが終わった後、私はセッションの内容をパソコンでまとめていました。
すると、事務所に飛び込みの若い営業マンがやってきました。
普段なら、仕事中、その手の話しは聞かないのですが、たまたま、以前から興味を持っていたモノの営業だったので、少しだけ相手をしました。
私は、彼の説明を聴いた後、自分の私見を述べ、将来的には検討する余地はあるが、現在、購入の意志がないことを伝えました。
彼は、ニコニコしながら、「では、また何かあったら、宜しくお願いします。」と言って、引き上げていきました。
そして、それから30分後、先程の彼が上司に連れられてやって来ました。
上司は、開口一番、「先程は、ウチの新人が大変失礼を致しました。新人なもので、何かと不慣れだったと思いますが、ご勘弁下さい。」と言いました。
私が、「そんなことはありませんよ。何かご用ですか?」と言ったところ、「お時間を取らせませんので、私から、もう一度、説明不足のところを補足させて下さい。」とのこと。
私は、自分が欲しい情報だけ、説明を求め、そして、今は購入の意志がないことを再度伝えました。
しかし、上司の彼は、私が必要としない商品の説明を延々と続け、更に、新人が話した内容をまた蒸し返します。
あまりにも長いので、頃合を見計らってお引取りを願ったのですが、本人を目の前にして、部下を叱責する態度といい、あまり、いい感じではありませんでしたね。
私は、営業マンを対象にしたコーチングセミナーを何度も開催していますが、その中で、「自分が売りたい商品を売るのではなく、顧客が望んでいる商品を売ることを心掛けて下さい。」と、いつも話します。
相手の気持ちを尊重せず、自己満足の営業トークでは、コーチングの観点からも、営業マン失格です。
今回の一件でも、延々と顧客が望まない商品の説明をする上司より、顧客の話しをきちんと傾聴出来た新人の方が、印象がはるかに良かったのは言うまでもありません。
※富岡コーチ&コンサルタント事務所は、新入社員の教育や研修、中堅社員や営業マン向けの研修、管理職や経営層向けの研修、リスクマネジメントセミナーやコーチングセミナーなども、群馬県を中心に埼玉県や栃木県で開催し、大変好評をいただいております。
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